代表取締役社長の青木時男氏の挨拶
マルコメ(株)は、「味噌の美肌効果」について、東京工科大学応用生物学 美科学研究室 前田憲寿教授と共同研究を行い、味噌の継続摂取により、美肌効果が期待できることをあきらかにした。
試験は、20代~30代の女性を対象に、味噌を除去した汁と味噌汁をそれぞれ1日3杯摂取し、頬の角層水分量、キメなどを測定。また、本人の肌状態の実感アンケート調査を行った。
測定結果では、味噌を継続摂取した群で、角層水分量と皮膚粘弾性の増加を確認。キメも整っていた。また、本人アンケートでは「化粧のり」や「肌のうるおい」が良くなった、「肌のつや」、「透明感」が出た等の傾向が得られた。
このメカニズムを解明するため、表皮角化細胞を用いて皮膚のセラミド合成系に対する味噌抽出物の影響を調べたところ、角層のセラミド合成にかかわる酵素のmRNA発現レベルが増え、その酵素活性が増加することが分かった。
同社では、味噌を毎日の食事に取り入れることによって、美肌のサポートにつながると期待。この研究成果は第67回日本栄養・食糧学会大会でも発表している。