数ある健康食品の中でも、圧倒的な人気を誇るブルーベリー。主要成分であるアントシアニンの機能性研究は盛んで抗酸化作用、抗腫瘍作用、抗糖尿作用、抗高血圧作用などさまざまな効果が確認されている。それとともに一般消費者のアントシアニンに対する機能性認知も定着してきた。こうしたブルーベリー人気に伴い、カシス、アサイー、ラズベリーなど他のベリー素材も次々に登場。各素材はベリーの一素材としてのポジションを抜け出し、独自の市場を確立している。本特集では、今後の市場拡大が有望視されているベリー素材として、アスベスト中皮腫発生に対する予防効果が確認されたボイセンベリー、北海道産機能性素材として動き出したアロニアの2素材をクローズアップする。