東洋新薬は29日、京都大学との連携協定に調印した。シーズ探索や共同研究だけでなく、京大が持つ特許の技術移転(ライセンシング)、京大発ベンチャーとの連携(アライアンス)などを盛り込んだ包括的な内容。
同社代表取締役社長の服部利光氏(写真左)は、「(協定の最初の期限である)2年以内に商品を上市したい」と意気込みを語り、大学単独では難しいスピード感を持った事業化に取り組む姿勢を明らかにした。
京大理事で産官学連携本部長を務める阿曽沼慎司氏(写真右)は、「共同研究にとどまらず、ライセンシングやアライアンスまで踏み込んだ内容。健食や化粧品分野でのこのような連携は初めて」としている。