【特集:アンチエイジング】
免疫、カロリー制限などキーワードに
世界に先駆け高齢化が進む日本の美容・健康産業界では、ますます「アンチエイジング」がクローズアップされている。エイジングケア訴求の化粧品や健康食品の市場は拡大が続いており、「免疫」など新しいキーワードも登場してきた。
抗加齢医学会総会に4400 人
抗加齢や抗老化と訳される「アンチエイジング」。ただ、老化のメカニズムや対処法については、まだ未解明の部分も多い。
6月22日から24日までの3 日間、パシフィコ横浜で、第12 回日本抗加齢医学会総会が開催された。同学会は数百人の規模からスタートし、現在では会員数が7000名を超える。3年ぶりに関東で開催された同学会には、4400人以上が来場。会場から人が溢れる講座も相次ぎ、アンチエイジングに対する関心の高まりをうかがわせた。会期中は、ホルモン、皮膚、抗酸化物質カロリー制限、サプリメントなどに関する212 もの一般演題・ポスター発表が行われた。
美容関連では、6 月23 日の10 時から、湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科の山下理絵氏が座長を務めた一般口演「皮膚・美容」が行われた。この中で、田附興風会医学研究所北野病院形成外科の石川氏は、メソポレーションによる光老化の治療についての発表を行った。エレクトロポレーション技術を応用したメソポレーション法を使い、28 歳~ 72 歳(平均年齢54 歳)の20 人に対し、トラネキサム酸及びアスコルビン酸を経皮導入したところ、80%以上の患者に顔面の色素沈着及びシワの改善が認められたと発表した。
【トピックス】
日本抗加齢医学会、内外美容で新知見
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