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コスメブランドの「食」展開始まる

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NY 発のオーガニックブランド「ジョンマスターオーガニック(john masters organics)」の日本初の旗艦店「John masters organics TOKYO」が11 月
14 日、表参道にオープンした。同ブランド初の直営ヘアサロンをはじめ、ボディケアサロン、カフェを設置。「トリートメント」や「食生活」など様々な角度からのブランド情報発信を進める。


■「食生活」も提案
 「john masters organics TOKYO」は、「ショップ」「インナービューティーバー」「カフェ」「ヘアカット&ヘッドスパ」「フェイシャル&ボディトリートメント」の4 ゾーンで構成される。
 「インナービューティーバー」では、国産の有機を中心とした野菜や果物を使用したコールドプレストジュース、スムージー、オーガニックコーヒー、スイーツを用意。栄養価の高いメニューをはじめ、体調や目指したい容姿に合わせて選べる5 種のメニューを提供。朝食やランチ代わり、ショッピングの合間に「体の中からの美しくなる食生活」を勧めている。
■施術でブランド発信を強化
 女性専用のトリートメントルーム「クレンズサロン」は、「john masters organics」、「エルバビーバ(erbaviva)」を使用。「普段使っているお気に入り化粧品でトリートメントを受けたい需要は確実にある」と同店GMの藤城いずみ氏は話す。メニューは全身コース(90 分18,000 円※現在初回限定10,000円)など全20種類。妊娠を機にオーガニックを意識する女性が多いことから、妊婦専用(16 週以降35 週まで)コースを充実させた。トリートメントルームは、4室あり、1 日3 回転、合計12 人程度の集客を見込んでいる。
 
 日仏で活躍するトップ・ヘアスタイリストのYAS 氏が技術監修したヘアサロン「ザ・サロン」は、CO2 の排出抑制や有害な化学物質を発生させない日本初の「クリーンエアサロン」を実現した。メニューは、カット(6500 円~)、スキャルプトリートメント(50分5000 円)、個室で行うヘッドスパ(70分11,000 円)。
 
 美容サービス自体の売上は、さほど高くないが、サービスを通してブランドを理解し「商品購入へ繋がる確率が上がる」と相乗効果を見込む。同店をモニタリングしつつ新店にも積極的に導入していく予定だ。
■「ライフスタイル提案型ブランド」の戦略
 近年、コスメブランドは、健康、安全を志向する消費者層の取り込みを進めている。「アヴェダ南青山」では、ショップにサロン、ヘッドスパ、カフェを併設。ショップ内でヨガ、アーユルヴェーダ、バレエストレッチなどのワークショップを行い、健康的で自然との調和を目指したライフスタイルの提案を行う。また、国産のナチュラルブランド「スリー(THREE)」は昨年、ショップにスパとダイニングを併設した旗艦店を開店。朝8 時から営業、ワークショップを行うなど新たなライフスタイルの提案をスタートさせた。ナチュラル&オーガニックコスメストア「コスメキッチン」では、一部店舗でトリートメントを行う他、スムージーやコールドプレストジュースが飲めるバーの併設を始めている。

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