SoundBody(サウンドボディ)は、 東京・港区の愛宕グリーンヒルズ3階に2005年にオープンし、メディディアンセラピーとエンダモロジーの2大メニューで人気を博したサロンで、08年末の閉店したものの、店長だった水田真由美氏が屋号を引き継ぎ、09年、同区内のマンションの一室内に再オープン。10年には姉妹店「SoundBeauty」を上野の鴎外荘にも開業している。
新オーナーとなった水田氏は、鍼灸の資格を持つエステティシャン。11年前に、松永みち子氏考案のメディディアンセラピーを学ぶ。メディディアンセラピーとは「歪んだ骨格と筋肉を正しい位置に戻し、経絡の流れに沿って、マッサージすることで、体の形を整えていく(=代謝を促進)」というオリジナルの痩身法。「Sound Body」の 看板メニューとなっており、冷えがひどい、あるいは筋肉が固い顧客には、エンダモロジーやラジオ波など(過去にはハーブ蒸しなども)を組み合わせている。その手技は独特で、体がひねられているように感じる箇所は、生活環境や体の使い方の癖などで、自然とねじれてしまっているところだという。それらを正した後は、自然と体の形が良くなり、「お客さまの歩き姿を見て、来た時と帰る時で、ボディラインの高さの変化を確認できると嬉しい」と水田氏。軸が1本になった体は、ヒップも引き締まり、両足の隙間も閉じ、まっすぐの立ち姿になる。
施術は全身120分コース(18,000円)が一番人気。体の軸を戻すシリーズの商品(天然石入の特殊ブレンドの靴下やパンツなど)の販売や、市販のむくみ防止のローラーの選び方などを教えたり、ストレッチ法や食事指導なども行っている。水田氏は病気で身内を失ったことをきっかけに予防医学に興味をもち、この世界に入った。サロンの待合スペースには同氏が興味を持った最新の健康美容情報に常に溢れ、顧客は施術とあわせて、その情報を直接聞くことができ、サロンはまるでダイエットと健康の館のよう。最近では、遺伝子検査のサービスを開始している。顧客の本質的な部分を知ることで、食事やサプリメントの選び方のアドバイスに役立てたいという。運営は2店舗で、スタッフは2名。3号店目をオープンすることよりも「ただこれからもずっと現場で施術をしたい。」と話す。