滝が流れ落ちるパワー、江の島のマイナスイオン、間近に聞こえる波音が心身のストレスを取り除く
「メディカル＆リゾートスパ」の展開
一昨年10 周年を迎えた「江の島アイランドスパ」は、日帰りのリゾートスパとして若者からシニア層まで多くの支持を集めている。特に、相模湾越しに見る富士山の絶景や、直下1,500m から湧き出る天然温泉と10 種の温水スパプールのハイドロセラピーが根強い人気だ。来館者の多くは広域から来館するが会員利用の8 割は近隣の住民で、都内から月1で通う会員もいる。運営は住宅販売を展開する㈱飯田産業（東京都武蔵野市）だ。
09 年からは、「会員制メディカルセラピーセンター」を開設し、温泉と運動で健康づくりに取り組む温泉利用型健康増進施設として、医師の指導のもと美容と健康増進サポートを開始した。目指したのは、国内にはまだ稀なホリスティックなリゾートスパだった。以来、未病・予防時代のニーズに応えようと果敢なチャンレンジが続く。江の島の大自然の中でのランニングやウォーキング、地元の食材を活用したヘルシーフードなど島の魅力全体も活用する。徐々にメディカルセラピーの会員は、地元のみならず東京や埼玉エリアへと広がっていった。
気候療法などホリスティックな医療を目指す
「江の島弁天クリニック」を開業
院長の松村浩道氏は「健康増進サポートという意味では手応えを感じていたが、会員に不調を相談されても、非医療機関ということで採血や医療行為に制限がありそこから先に進めませんでした」と振り返る。診療科目は、内科、アレルギー科、漢方内科、ペインクリニック科、心療内科、リウマチ科。昨年秋「江の島弁天クリニック」を開業したことで本格的な未病予防と治療が可能になった。
「酸化ストレス度や糖化度の測定、有害金属・ミネラルバランス検査、尿中腫瘍マーカー、血管年齢測定など最先端の未病予防検査や遺伝子分析でオーダーメイドの健康指導を行います。さらに、個々の免疫機能をもっとも増強させる乳酸菌を特定するオーダーメイドの免疫活性化療法も取り入れました」と説明する。検査時間は30 分で、その日のうちに結果を出すという・・・
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