11月16日-18日アジア最大の美容展示会「コスモプロフアジア2016」(UBM Asia Ltd、BolognaFiere主催)が、香港コンベンション&エキジビションセンターで開催された。(原料、包装等の製造分野は、11月15日~17日、アジアワールドエキスポ会場で開催)。アジアを中心に世界各国から2,698社が出展(昨年比7.7%増)。来場者は過去最多となる76,818人(昨年比21%増)が来場し、熱い商談を繰り広げた。
〝美容大国日本″をアピール
「コスモプロフ アジア」は、アジア最大の美容ビジネスショー。今年21 回目を迎えた。今年も世界49 の国と地域から企業・団体が出展し、最新の美容製品・トレンドが発信された。展示面積は2 会場合わせ約98,000 ㎡(昨年比17% 増)に拡大。ゾーンの内訳は、コスメ&トイレタリー36%、パッケージ& OEM 28%、ビューティサロン20%、ヘアーサロン11%、ネイル&アクセサリー5%。来場者の業種は、商社・卸やディストリビューター、美容サロンが上位。国別TOP10には、オーストラリア、中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピンがランクインしている。来場者76,818 人のうち海外来場者は53,389 人(昨年比31% 増)を占めた。
主催者は、今回の出品トレンドとして、オーガニックの拡大を挙げた。スキンケアを始めあらゆる分野で増加傾向。特に、ベビーやトイレタリー、メンズパーソナルケア分野で顕著だという。
また、日本の化粧品の海外展開を支援してきた政府は、今回、同展示会のメインスポンサーである〝COUNTRY OF HONOUR(主賓国)″として、「Japan Beauty Week」(経済産業省、JETRO、日本化粧品工業連合会共催)と銘打ったプロモーションイベントを実施。日本製化粧品の品質、安全性をアピールした。展示、デモンストレーション、セミナー、オープニングセレモニー、300 人を超える記念パーティー、メインエントランスの巨大バナー告知と、会期中を通し、〝美容大国日本″を強く印象付けた。
「ジャパンメイド・ビューティアワード」も特別展示
JETRO は、国内中小企業の商品を紹介する「Japan Beauty Showcase」を増床し、五洲薬品など20 社が出展。連日のデモンストレーションで賑わった。同エリアで日本の地域発の美容健康アイテムのアワード「ジャパンメイド・ビューティアワード2016」(主催 DIET & BEAUTYFAIR、9 月)の受賞商品(9 社)の特別展示も行われた。メイドインジャパンの受賞アイテムだけあり、外国人バイヤーの注目は高く、多くの人が足を止め連絡先やサンプル、写真撮影を希望するなど関心の高さが窺えた。
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