(公財)日本エステティック研究財団主催の第13回エステティック学術会議が9月24日に開催。高齢化や海外の観光客の増加により、今後エステティック業界も多様な顧客に対応するサービスが求められていくことから、“お客様が満足するエステティック~知識がつくるエステティシャンの品格~”をテーマに講演やパネルディスカッションが行われた。
芝山みよか記念教育講演では、同財団理事長の関東裕美氏が、化粧品による皮膚障害の事例を取り上げ、品格あるエステティシャンとして適切な施術行うための課題と取り組みについて紹介。また特別講演では東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授の舘田一博氏がエステティックの“安心”、“安全”を実現するために財団が定めている「エステティックの衛生基準」のポイントについて解説。A.C.E.ビューティーサイエンス研究所代表の塚田弘行氏は、登録サロン630件を対象に行ったアンケート調査の結果や関連する研究データなどをもとに、エステティックのフェイシャルマッサージによるリラクセーション効果について発表した。パネルディスカッションでは、「今後の業界の行方」や「人材について」、予測される課題やエステティシャンが学ぶべきこととは何かについて議論した。