第4回全国温泉地サミット(全国温泉地自治体首長会議、環境省)及び第1回チーム新・湯治全国大会が9月18日、全国の自治体の首長やチーム新・湯治会員企業が参加して開催された。
サミットでは、環境省から昨年実施した温泉地がもたらす効果を測定する「新・湯治」効果測定プロジェクトについての報告があった。調査では約4000名のデータをもとに分析した結果、温泉地の訪問が心身のリフレッシュや健康に良い影響をもたらし、周辺観光やアクティビティに参加することで、さらに効果が高まることが確認された。また兵庫県新温泉町から、温泉街の空洞化改善のために、ワーケーションオフィスの誘致や街全体におけるキャッシュレス化の取り組みについて紹介。また大分県竹田市からは同市の推進する「温泉療養」やヘルスケア事業、健康運動指導士や温泉利用指導士といった有資格者を活用した仕組みづくりなどについても発表された。
また今回初となるチーム新・湯治全国大会では、メンバーによる活動紹介、さらに今後の課題や新・湯治に求めるものについて活発な意見交換が行われた。