連載

Whole Foods Market’s top 10 food trend predictions for 2020

食品 ヘルス&ビューティコンサルタント 五十嵐ゆう子

 

今回の寄稿は米国で1980 年に創業し世界で一番の店舗数を持つオーガニック&ナチュラルの専門総合スーパーマーケットチェーン(現在はアマゾン傘下)のWhole Foods Market が、先日発表した2020 年度のトレンド予測トップ10 についてご紹介いたします。

 

1 Regenerative Agriculture(再生農法)
環境変化に対抗して農家、生産者、教育関連、行政や小売業らが農地使用や家畜の管理に対してさらに理解を深め、エコシステムの構築を進め、これらを反映する幾つかのWhole Foods 自社商品をお求め頂くことがその助けになります。

2 Flour Power(粉パワー)
ベーキングやスナックの原料に使用される小麦粉の代用オプションは年々増加しております。繊維質やたんぱく質など安全で多くの栄養的効果のある粉を誰もが容易に手に入れ、利用が進むでしょう。

3 Foods from West Africa(西アフリカから原料が来る)
スーパーフードのモリンガや古代穀物フォニオなどの西アフリカ産の原料を使用する素材や食品が増加します。

4 Single- Serving Fridge Snacks(フレッシュや冷蔵の個食系即食スナック)
食料品店をベースにすぐ食べれるフレッシュや冷蔵系のヘルシー個食商品ラインがさらに拡大されます。

5 Plant-Based, Beyond Soy(大豆製品を超える植物ベースの代替食品)
2020 年は大豆を使用した肉の代替食品は穀物や緑豆などを原料と入れ替わり、ヨーグルトや乳製品などのクリーミイな特徴はアボカドやヘンプシード、緑豆、カボチャなどの植物系原料の使用が増加しています。

6 Butter Us Up(バター原料が健康的に)
バターの原料は牛のミルク、ゴマ、ピーナツなどの高カロリーなものや水素添加されたパーム油使用のものから、スイカの種、カシューナッツやアーモンド、マカデミアナッツ、ひよこ豆などのヘルシーな原料へと移行

7 Rethinking the Kids’ Menu( キッズメニューの再考)
近年テレビ番組などで子供の料理コンテストは人気であるように多くの子供たちは大人並みに精通した味覚を持ってきており、2026 年までに米国では8割のミレニアム世代が子供の親になると予測され、その多くは子供たちにより新しい味へ挑戦を望む傾向にあります。弊社でもキッズメニューの拡大と向上した味の商品ラインを強化していきます。

8 Not-So-Simple Sugars(代替砂糖)
健康面で疑問の一般的砂糖の代替として、ステビア、蜂蜜やメープルシロップのみならず羅漢果(ラカンカ)ザクロ、ココナッツやナツメを原料のヘルシーな代替糖の商品オプションが増加。

9 Mixed Up Meat(肉と植物系代替え肉の混合)
栄養価やヘルシー・ダイエットの為に肉と植物系代替え肉の混合品が食料品店や外食で登場

10 Drinks Without Drunks(ノン・アルコホール)
近年外食ではアルコールを含まないカクテル系ドリンクが流行。2020 年にはノンアルコール専門のバーの登場が予測されています。

 

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