㈱コスメティック・アイーダ(東京都渋谷区 TEL03-5468-5151)では、昨年12月に米ヌカ発酵エキス配合化粧品「レチエ スキンコンディショナー」(150ml 6,000円)の販売を開始した。同製品は東北福祉大学が管理運営する農林水産省の「知」の集積と活用の場®「米及び油糧米が創る新産業に係る研究開発プラットフォーム」で開発された同事業初の成果品となる。
「米及び油糧米が創る新産業に係る研究開発プラットフォーム」は、国内の農業、特に日本人の主食である米の生産が危機的な状況にあることから、米の新たな活用法を創造するため設立された産官学連携のプラットフォームだ。
今回開発された「レチエ スキンコンディショナー」は、米ぬかの保湿成分を活かした化粧水。あらゆる専門分野の知恵を結集し、食料・農林漁業分野における実用化や社会実装を目指す(一社)アグロエンジニアリング協議会の参加企業がそれぞれの技術を持ち寄り完成した。麹菌と乳酸菌を組み合わせた独自発酵法による米ヌカ発酵エキスは、三和油脂(株)と山形大学、山形県が共同で開発。(株)コスメティック・アイーダが東北大学などの第三者機関協力のもと分析を実施し、化粧品原料規格として合致することを確認。さらに化粧水としての安定性・使用性を含めた経時確認をした後、商品化した。今後は同成分を配合した別アイテムの導入によりブランド化を進め、売り上げ拡大に取り組 んでいく。