行政・業界動向

『健康経営優良法人2020』の認定企業に美容・健康関連企業多数

経済産業省は3月2日、健康経営を実践する企業等を顕彰する「健康経営優良法人認定制度」にもとづき、健康経営優良法人2020を発表。大規模法人部門1481法人、中小規模法人部門で4723法人が認定された。昨年の大規模法人821、中小規模法人2503の認定法人の数を大きく上回った。

認定企業には、花王、コーセー、資生堂、ポーラオルビスホールディングスなどの大手化粧品メーカーや、コナミスポーツ、セントラルスポーツといったフィットネス関連、その他、健康食品や美容・治療機器メーカー等からも多数の企業が選ばれた。

今年で4年連続の優良法人に認定された花王では、2008年の「花王グループ健康宣言」以来、積極的な健康経営の取り組みを実施している。社内向けには各事業所に“健康実務責任者・担当者”を設置し、キャンペーンやセミナーを通じてヘルスリテラシーの高い社員を育成。社外向けにはウェブ上に健康づくりのための情報コーナーを設置し、健康維持や増進に役立つ情報を発信。またメタボリックシンドローム予防として、地域の人たち向けに内臓脂肪の測定や栄養管理士による食事指導などのサービスを提供している。

同制度は経営的な視点から従業員の健康管理に取り組む法人や地域の健康課題に即して行動する企業等を優良法人に認定。社会的に評価することで、健康経営の普及を目的としている。

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