（株）資生堂(東京都）は、独自に手荒れに配慮した手指消毒液（指定医薬部外品）を新たに開発し、那須工場で 4 月17日より生産を開始した。5 月以降、大阪工場（大阪府大阪市）、掛川工場（静岡県掛川市）、久喜工場（埼玉県久喜市）の3工場でも生産し、毎月合計 20 万本（約 10 万リットル）の消毒液を医療機関中心に提供していく。
同社は既に国外で同様の取り組みを実施しており、フランスのバル・ド・ロワール工場（オルレアン市）で生産した週に約2万本の消毒液を医療機関へと提供。米国のイーストウィンザー工場（ニュージャージー州）でも初回生産8.5万本の消毒液を医療機関へ提供している。
今回、厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報（処方）は、他企業にも広く開示していくという。
同社代表取締役の魚谷雅彦氏は「新型コロナウイルス感染拡大の抑制に関して、当社にできるあらゆる可能性を考え、即実行していきたい」との方針を示しており、引き続き感染拡大の早期終息に向けて、今後も様々な支援を実施するとしている。
