¥(株)博報堂は18日、「世界メノポーズデー」を機に、30-60代女性を対象に「更年期に関する生活者意識調査」を実施した。
更年期の「自覚に関する実態」について調査した結果によると、40-50代女性のうち、更年期による不調を自覚している人(更年期自覚者)は26.3%で、全国人口で換算した場合、推計約449万人に上ると発表した。また更年期は自覚することで「年齢上仕方ないことだと割り切れるようになった」「いつかは症状が良くなると思えるようになった」「症状の原因が分かって安心した」「自分の体調に気を遣うようになった」など、気持ちがポジティブに変化することが示唆された。
同調査によると40-50代女性のうち、更年期による不調を自覚している人に加え、「もしかして更年期かもしれない」と感じている人を加えると、推計829万に上る。一方で、「自覚しており、医師の診断を受けた」との回答は4.9%に留まった。調査に携わったクレアージュ東京 レディースドッククリニック 大島乃里子氏は、「治療法やセルフケアの方法は多くあるので、症状や対処法について、まず知っていただくのが一番大切」だと語り、少しでも気になった場合は積極的に医師に相談するよう呼びかけた。