連載

Top Five Beauty Trend in 2022(2022年のトップ5ビューティ・トレンド)

ファッションや美容のオンラインプラットフォームSkylightが1億2千万人のユーザーを対象として、直近で発表した2022年のビューティ・トレンド トップ5の予測について紹介します。

①オーガニックとエコフレンドリーなビューティ商品

1980年以後に誕生したミレニアル世代のうち、Z世代(1996年以後に誕生した若い消費世代)の30%は、ビューティ商品を選ぶ際にビーガン製品を購入することを好み、さらに41%は環境を尊重するブランドにもっと費やす意思があるといいます。2021年にオンラインで購入された認定オーガニック製品の販売数は、前年比で55%増加し、ビーガン製品は31%増加しています。

②太陽とブルーライトからの保護

最近の研究で、肌の色に関係なく、すべての人々が可視光線に対する肌の保護を必要としていることがわかっており、ティント(色付き)日焼け止めが色素沈着に役立つことが示されています。そして現在は多くの人々が自宅で仕事を続けているのため、ブルーライトからの肌の保護も重要となっています。

③スカルプケア

”Scalp Clarifying Scrub”

自宅で使用できる特別な頭皮マッサージスクラブブラシなどの製品が、頭皮ケアのために求められています。実際に2021年度は『スカルプ・ケア』というキーワードでの検索が、昨年11月同時期よりGoogleで70%も増加しました。Stylightでもこの10月と11月に”NatureLab社の Scalp Clarifying Scrub”のクリック数が、8月と9月から比較して350%も増加していました。

④ リップスティックのトレンド

2021年には伝統的な赤い口紅よりも少し大胆な黒い口紅が登場し、2022年にも続く事が示唆されています。しかしもう一方ではニュートラルでナチュラルな口紅の復活も見られました。

⑤ フェイス・ステッカーのラインストーンと宝石

来るべき年の主なトレンドの1つに、顔用の宝石とラインストーンのステッカーがあげられます。これらの商品は「facegem(顔用宝石)」というキーワードで検索され、2021年11月にはGoogleで検索された数が前年比の3倍となりました。

※2022年1月27日に2022年の米国トレンド予測をテーマにしたセミナーを実施します。

米国美容・健康産業2022トレンド予測
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五十嵐 ゆう子 Yuko Igarashi

流通ヘルス&ビューティコンサルタント
米国在住の流通専門家。グロサリー業、ドラッグストアを始めとする小売流通全体のコンサルティング&通訳を兼ねるスペシャリストとして活躍。また児童教育や美容・健康産業にも精通し、「DIET&BEAUTY」でコラム(米国の健康・美容最新事情)を15年近く掲載中。その他に日本生協連合会生活資料、イズミヤ総研などの執筆を手掛けている。

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