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今こそ、「日本コンテンツ」を 発信する時

美と健康の仕掛け人に聞く
スパファインダージャパン代表取締役社長 相馬順子氏

 「スパファインダー」(本社NY)は、世界最大のスパ専門メディア。そのスパアワードは世界中のスパオペレーターにとっての名誉であり、一種の格付けのような存在となっている。日本法人スパファインダージャパン代表の相馬氏に世界のスパのトレンドや世界の中での日本のスパの在り方について聞いた。


●世界のスパの潮流は?
 
 まず利用者のプロファイルが随分変わってきました。昨今の経済状況を反映して一人がスパに使える金額が落ちているのは明らかです。以前のように一回に4 万~ 5 万円は払うことはなく、よりリーズナブルなスパを選び、回数を多く利用するようになっています。
 もうひとつの大きな流れは、よりウエルネスであること。予防分野や体の中から生まれる美に対して大きな需要が生まれています。世界のウエルネス市場はすでに190 兆円、毎年20%伸びているのです。
 リーマンショック以降は、シャンパンやセレクトワインを飲んで、イイ車に乗って、シガーバーを使うような富裕層はもはやいなくなりました。今は、最大の関心事は、自身や家族の健康、フェラーリより自転車、トライアスロン、マラソンに熱中、こういった人がスパのターゲットになってきています。お金を使わないのではなく使う対象が変ってきたということでしょう。
 ロンドンでは「ホリデーリセット」と呼んで週末でストレスオフし、身体をリセットしようとする人も増えています。自分の身体のためにお金を使っています。仕事帰りや休日には、ホットヨガ、ハマム、グルーポンを使ってのフェイシャルトリートメント。そして長い休みにはセドナのパワースポットへ。
 最近の新しいトレンドで注目の施設としては、ニューヨークの「Yelo SPA」があります。イスなどのインテリアや照明が凝っていて「ヒップホップなスパ」として人気を集めています。料金も100 ドル未満で手軽に立ち寄れる施
設です。一方、注目のプログラムやメニューでは、臍帯を利用したステムセル、セラビューティックが話題です。アンチエイジングよりリジュヴィネーション(再生)、元に戻すというところまでニーズが来ています。
● 今、アジアのメディカルツーリズムとは?
●日本のスパは?

以下、詳細は紙面でご覧下さい。
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相馬順子氏
 1990年、ボストンコンサルテインググループを経て1994年に独立。2002年にコンサルティングを行うコンセプトアジアを設立。2006年6月より、世界のスパが検索できる日本初のスパ専門情報サイ「スパファインダー日本版」をスタートした。

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