「オールハンド」が原点で到達点
東京
表参道トリサラ
デトックスという言葉が話題にもならなかった７年も前に、東京・赤坂に「毒素排泄」をうたう、手技のみのサロンがあった。セラピストでオーナーの原紀子氏が、「不調に悩む女性の役に立ちたい、体の中が健康でなくて美容はありえない」と始めた毒素排泄コースだけのサロン「オリエンタルタッチ」だ。その後、南青山にも出店。昨年春には、原さんのデトックス施術の集大成の場として「表参道トリサラ」をオープンした。毒素排泄の施術に取り組んで７年あまり、オープン当初からのたくさんのリピーターが通う人気サロンの秘密に迫る。
表参道から骨董通りを六本木方面に向かい、根津美術館側を入ったところに「表参道トリサラ」はある。昨年3月にオープンしたこのサロンは、一人の施術にオールハンドで4～5時間かけることでも知られる。
サロンの待ち合いに入るとモロッコの調度品に囲まれた落ち着いた空間が広がっている。フロアは全体で43坪、左手にはテラスルームのように造られた明るい照明の個室が５つ並んでいる。かすかに聞こえる音楽…。そこにはモロッコのような、ゆったりとした時間が流れている。
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