行政・業界動向

自然派・オーガニック化粧品の国内市場、930億円に

organic-market300.jpg自然派・オーガニック化粧品市場
(単位:百万円)矢野経済研究所推計

 7月、昨年度の自然派・オーガニック化粧品市場の市場規模が発表された。㈱矢野経済研究所によると、国内の2011年度の自然派・オーガニックコスメ化粧品市場は前年比6.7%増の930億円となった。

 同社では、近年急速に拡大しているこれらの化粧品市場の拡大の背景として、敏感肌女性の増加や、安全・安心志向の高まり、エコやロハスな環境を重視したライフタイルを意識する消費者の増加、社会貢献に配慮した道徳的消費(エシカル消費)の高まりなどを挙げた。


 注目の動向としては、国産ブランドメーカー参入によって競争が激化している。また、化粧品は、自然派やオーガニックを訴求してきたが、他ブランドとの差別化のためにエイジングケアや美白などの機能を持つシリーズが増加している。今後の展望については、消費者の認知度も上昇することで市場は着実に成長し、2012年度は987億円(前年度6.1%)に拡大すると予測している。

イベント情報

PAGE TOP