アンチエイジング、話題の施術まで多彩に
ダイエット&ビューティーフェア、スパ・ジャパンの会期まで2 カ月を切り、いよいよ会期中のイベントやセミナーの概要が明らかになってきた。専門的なセミナーから華やかなステージイベントが揃ったこれらの催しは、同展示会の特色の一つでもあり、昨年は合計で4000人以上が参加した。また、情報発信を強化する今年の5 つのフォーカス(集中展示)カテゴリーも決定した。
恒例のビューティ&ウエルネスサミット、スパ・シンポジウムを開催
初日の9月10日には、ステージで昨年も注目されたビューティ&ウエルネスサミットを行う。テーマは「日本のビューティ&ウエルネス産業の将来像を考える」。第一部の講演には、経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課の担当者が登場。「ヘルスケア産業への期待~‘医療生活産業’創出へ」と題し、同課が推進する医療と健康・美容サービスが連携した産業の創出への取り組みと、その目指す姿について解説する。
また、NPO 法人アンチエイジングネットワーク理事長で北里大学名誉教授の塩谷信幸氏も基調講演「美容と医療の融合~いま消費者の求める美容サービスとは」を行う。その後は大分県竹田市の首藤勝次市長が、全国でもまれな温泉医療保健制度の取り組みについて特別講演する。
第4 回目となるスパ・シンポジウムでは、世界のスパ産業の最新情報を交えて日本のスパのあり方を議論するほか、温泉ビューティ研究家の石井宏子氏が、消費者が求めるビューティツーリズムについて話す。
話題の施術をメインステージで
今年は、3 日間を通して、注目の施術者がメインステージで実技を披露する。初日の13 時40 分からは、バンテージダイエットシリーズの著書でも有名な、清水ろっかん氏が登場。変化が体感できるとして年間3 万人が受けるという同氏は40年にわたって培った理論に基づく矯正術を紹介する。
2 日目15時30分からは、エステティックと東洋医学を融合させた独自の「美点マッサージ」で有名なレイ・ビューティースタジオの田中玲子先生が新しいボディの施術を発表する。3 日目10時30 分からは、ハワイ在住のセラピスト星野パワーズ知香子氏が体の結合部分に着目し、セラピーの質を高めるファーシャトリートメントを実演。13時10 分からはスパ専門家の西田若葉氏が、アーユルヴェーダの古代レシピに学んだ頭部に特化した施術を披露する。
セミナーは酵素、マーケティングなど
専門セミナー・スキルアップセミナーは、関連法規、アジア戦略、アンチエイジング、マーケティング、SNS、運動、ダイエットなど幅広いテーマで合計20講座以上を会期中に行う。初日の13 時10 分からは、話題を集める酵素の第一人者として知られる鶴見クリニックの鶴見隆史医師が登場。酵素栄養学を日本で初めて紹介した同氏が、酵素の美容・健康効果について話す。3 日目には、国内最大の化粧品口コミサイト「アットコスメ」主宰として活躍した山田メユミ氏が、美容情報の最先端で肌で感じてきた消費者の変化と今後の展望について話す。
運動系では、筋肉や運動生理学の専門家である東京大学大学院教授の石井直方氏による、効率的なカラダづくりのための最新知識を習得できるセミナーを行う。
5 つのフォーカス カテゴリーを決定
ダイエット&ビューティーフェア、スパ・ジャパンでは、今後の市場拡大が期待できる分野として、情報発信を強化するフォーカス カテゴリーを決定した。今年のフォーカス カテゴリーは、「イミューン(免疫)ビューティ」、「ヘア&スカルプ」、「ダイエット」、「アメニティ&ギフト」、さらに「スポーツ」の5 つ。これらのカテゴリーに該当する出展製品は、会期中に集中展示コーナーが設置されるため、次のヒット商品を探す来場者にとっては必見のコーナーとなる。
また、免疫に関して自律神経の第一人者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が、美容・健康のための自律神経コントロール法について話すなど、各カテゴリーに関連したセミナーも充実させる。