DIET&BEAUTY

　日本香粧品学会は11月22日、第37回教育セミナー「シワのサイエンス～成因から改善アプローチまで～」を都内ヤクルトホールで開催する。同学会では、昨年、化粧品の新しい効能として「乾燥による小ジワを目立たなくする」が追加されたことを受け、シワをテーマに今年度のプログラムを組んだ。
　プログラムでは、10時より光医学の第一人者である名古屋市立大学の森田明理氏が、シワができる原因を環境因子をからめて講演。続いて㈱資生堂リサーチセンターの平尾哲二氏が、皮膚の保湿メカニズムについて解説する。その後は、名古屋工業大学の松本健郎氏が、シワ形成のメカニズムに関し力学的な視点から講演する。
　その後も、シワとミゾの美術解剖学（東京藝術大学大学院・宮永氏）、化粧品評価法ガイドラインに則ったシワ改善剤の開発（花王・八谷氏）、サンスクリーンによるシワの予防（カネボウ化粧品スキンケア研究所・松江氏）、抗老化素材のレビュー（東京工科大学応用生物科学部・正木氏）、美容外科的しわ治療最新情報（神田美容外科形成外科医院・征矢野氏）の講演が17時まで行われる。
　セミナーに関する問い合わせは事務局（Tel03-5389-6496)まで。