公益社団法人 日本アロマ環境協会は11月3日、「『アロマの日』記念イベント2012」を都内にて開催した。
同協会では“香りの文化”が日本でも根付くよう文化の日である11月3日を「アロマの日」と制定。「アロマの日」を含む1週間を“アロマウィーク2012”とし、アロマテラピーを身近に感じ、楽しんでもらうためのイベントや販売会を行っている。
冒頭、同協会の宇田川理事長は、公益社団法人化したことで、より香り豊かな自然環境の保全、未来につなぐための社会貢献活動を積極的に進めていくと発表した。現在協会が行っている「アロマテラピー検定」は延べ30万人以上が受験。さらに3年前からスタートした「環境カオリスタ検定」の合格者は既に2万人を超えており、多くの人材を輩出している。法人会員は254社、個人会員は54371人となっている。(2012年3月現在)
この日行われた記念イベントでは、トークショーに俳優の別所哲也さんがゲスト出演。楽屋でアロマを楽む俳優仲間や、役作りで香りを役立てる女優など仕事先での香りにまつわるエピソードや自身の好きなアロマについて語った。また、アロマは「男性の品位をあげるものになる」とし、男性も積極的に取り入れて欲しいと話した。
その後に行われたパネルディスカッションでは「香りあるライフスタイル~アロマで変るコミュニケーション」と題し、杏林大学精神神経科の古賀良彦教授と、アロマテラピーインストラクターの苑田みほ氏が登壇。脳波から分析するアロマの効果の解説やアロマをコミュニケーションに効果的に活かす方法など話し合われた。
イベントには同協会の会員を始め一般など参加希望者が殺到。抽選で当選した904名が参加した。「アロマウィーク2012」は11月6日まで開催される。