行政・業界動向

2012年エステ市場、横ばい推移

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 2012 年度のエステティックサロン市場調査の結果が1 月、発表された。㈱矢野経済研究所によると、昨年のエステティックサロンの市場規模は3,491億円(前年度比99.9%)で、ほぼ横ばいとなった。


海外展開増え、脱毛サロン伸長
 
 エステティックサロン市場は、2005年の約4,000 億円をピークに、ここ数年間縮小傾向が続き、一昨年は3,500 億円を割った。リーマンショックに加え、2009 年の割賦販売法改正によって、役務クレジット契約が困難になったことも大きかった。
 
 昨年、市場が底を打ったことについて同調査は、「大手エステティックサロンを中心に単価や来客数が下げ止まってきていることや、脱毛市場で、脱毛に特化した低価格サロンが急速に事業を拡大している」ことが要因とした。注目動向には、「海外出店の増加、脱毛サロンの成長、インターネットマーケティングの進展」を挙げた。
 
 海外展開は、ソシエワールドの「ソシエ」や、シェイプアップハウスの「ミスパリ」、「ダンディハウス」などが海外で店舗数を増やしている。
 脱毛サロンは、ジンコーポレーションが展開する「ミュゼプラチナム」が脱毛に価格革命を起こし、数年で急拡大した。現在、国内138 店舗、海外15店舗を展開し、エステティックチェーン全体の売り上げランキングでTBC に次いで2 位に躍り出た。TBC も低価格の脱毛専門店「エピレ」をプロデュースし、1 年間で30 店舗以上に拡大している。同調査は、「低価格サロンが、女性の脱毛ニーズを顕在化させた」とする。
今後の展望は?
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