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日本の「おもてなし」ビジネスでアジアへ

美と健康の仕掛け人に聞く
Luck Nuvo Massage & Spa ディレクター 大濱 裕貴氏

 この数年、国内での就職を選ばず海外へ仕事を求める若者が増えている。先日彼らを取材したTV番組が放送され大きな反響を呼んだ。その中の一人、大濱裕貴さんは、社会経験も無く単身カンボジアへ渡り、スパを開業した。カンボジアという異国の地で、手探りで取り組むスパビジネスについて聞いた。


カンボジアのスパ事情と、現在の施設の状況について?
 私たちの施設は、世界遺産アンコールワットのある観光地シェムリアップにあります。駐在の日本人が200人ほど住んでいます。
 ラッフルズやアマンといった高級ホテルの中のスパがある一方、メディカルスパや整体のようなデイスパも多く、200軒以上はあるでしょう。1時間10ドル前後の安いスパもあって、観光客が利用する水準以上のスパとなると全体の半数くらいです。カンボジア特有の施術は「クメールスタイル」と呼ばれ、オイルでなくベビーパウダーのような粉を使います。技術はタイ式によく似ています。また「チュポン」という名の薬草を用いる個室サウナのような施設も利用されています。
 街の中心部から徒歩で5分くらいの場所にちょうど1年前に開業しました。施設は3階建が2棟、敷地は30坪以上と広々しています。トリートメントルームは4つあって、その内1部屋は、大勢でも利用できる大部屋です。ベッド数は合わせて11台。そこで10名のセラピスト、日本人マネージャー、カンボジア人マネージャー、受付、ドライバー、営業担当である私を含め総勢16名が働いています。
 お客様の半分は日本人です。他はシンガポール、中国、韓国、欧米の方々です。特にシンガポールの方は最近増えているように感じます。
独自の運営や営業手法は?
今後の展開について?

以下、詳細は紙面でご覧下さい。
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大濱 裕貴氏
明治大学法学部を中退して、21歳でカンボジアで高級スパ&エステを開業した若手起業家(現在22歳)。経営するLuck Nuvo Massage&Spaは、日本人観光客にはもちろん、欧米人にも人気が高く、旅の口コミサイトでは常に施術の質の高さが評判になっている。

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