賑わう会場内
タカラベルモント㈱(大阪市中央区)は4月8日・9日の2日間、大阪市内で、第6回「TWBC(タカラ ワールド ビジネス コングレス)」を開催した。初の大阪開催となった今回は、理美容・エステ・ネイルの情報を発信するメイン会場(大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル)と、大阪工場、大阪ショールームとを巡回バスで結び、来場者にものづくりや店づくり提案を紹介した。
開催テーマの「TAKARA BEAUTILION 美しく生きる喜び」は、1970年の日本万国博覧会の同社のパビリオンテーマと同じ。開会の挨拶で同社代表取締役社長吉川秀隆氏は、「TWBCは第6回で初めて、創業地大阪での開催となった。取り巻く環境が厳しさを増す中、原点を見つめ、大阪から日本を元気にし、世界へ発信していきたい」と語った。
基調講演には、「自ら夢を作れ」と題し建築家の安藤忠雄氏が、特別講演としてファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が登壇した。
ヘア、ネイル、エステティックの最新機器や製品のデモで会場内は熱気に包まれた。特に、同社が提案する近未来のサロンは関心が高く、クラウド型POSシステムやITや映像技術を駆使したカウンセリング方法やカットスペース等、多くのサロン関係者が足を止め熱心に質問する光景が見られた。新商品ではYUMEシリーズの新製品や、フェイシャル用エコチェア「エコット」などに注目が集まった。
ヘッドスパ、営業力、地域密着を題材にしたビジネスセミナーも好評だった。特にトータルビューティについてのMODE K’sグループの金井武弘社長のセミナーでは将来の美容室のヒントが語られ質問が相次いだ。