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ライフスタイル提案で、「朝需要」喚起

201403THREE.jpgTHREE AOYAMA 東京・北青山


 化粧品ブランド「THREE(スリー)」を展開する(株)ポーラ・オルビスホールディングス傘下の(株)アクロは昨年10 月3 日、東京・北青山に「THREE AOYAMA」をオープンした。同ブランド初の直営店で、化粧品、スパ、食から新しいライフスタイルを提案している。
「朝」のライフスタイル提案
 
 「THREE AOYAMA」は、1 階にショップとリバイブキッチン(ダイニング)、2 階にリズムスパ(スパ)の3 エリアで構成されている。
 朝に特化した営業は大きな特徴で、ショップは8 時半、スパは7 時半、ダイニングは7 時にオープンする。「ショップやスパの朝営業は今までにない新しい試み」(同店GM)という。ショップでは、月水金(祝日は除く)の8 時10 分から30 分間、講師を招いてヨガレッスン(1 回500 円)を実施している。朝の来店者数は、今はまだ全体の1 割強だが購買意欲が高い客が多い。「朝の活動は今後も継続して企画していく。生活雑貨、スパ、食とTHREE を絡めてお客様に新たなライフスタイルを提案していきたい」と同GMは話す。
グループ随一の人気ブランドに
 「THREE」は、4 年前に販売をスタート。国産の原料にこだわった自然派スキンケア、そしてベースメイク、ポイントメイク、ヘアケア、ボディケアを取り揃え、ホリスティックな美を提案している。価格帯は3,000 円台から15,000 円台。「THREEはファッション性を取り入れたナチュラル化粧品で、ターゲットを選ばず、自然体でいることを好む大人に人気」と同GMは魅力を説明する。ポーラ・オルビスホールディングスのなかでも毎年二桁の売上伸長率を誇る人気ブランドとなり、全国から出店の依頼が来ているという。
生体リズムに合わせ、食や癒しを提供
 1 階のショップは化粧品、カウンセリング、鏡と流し付きのタッチアップコーナーのほか、洋服やタオル、食器類などの生活雑貨も並ぶ。
 2 階のリズムスパは、広めのトリートメントルームを1 室、ヘッドスパ専用ルームが2 室。シャワーを備えたパウダールームを独立した形で3 室配置し、他の客と顔を合わせることのない設計をしている。THREE のケア商品を使用し、季節や1日の生体リズムを考慮したプログラムを提案。体温が低い朝は、すっきりと頭を目覚めさせる「朝SPA(7:30 ~ 9:30)」を、身体機能が活発になる日中は、循環を促す「昼SPA(10:00 ~ 16:30)」、夕方以降は心身のメンテナンスのリラクゼーションプログラム「夜SPA(17:00 ~)」を用意している。
 リバイブキッチンは「THREE を食べる」をコンセプトにメニューを開発。腸内環境を整えるオリジナルのコールドプレスドジュースやオーガニック食、グルテンフリーメニューなど食からも生体リズムに合わせたバランスの良いメニューを提案している。

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