5 月11 日~ 14 日の4 日間、第39回ISMH(国際温泉気候医学会 http://ismh2014.com/)と、第79 回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会(http://www.onki.jp/about/greet/)が国立京都国際会議場で開催される。
ISMH は1921 年にパリで第一回目が開催されて以来93 年間で38 回にわたりヨ-ロッパで開催されてきたが、今回初めてのヨ-ロッパ以外での開催となる。当日は、ヨ-ロッパを中心に16カ国から温泉研究者や温泉医学会のキーマンが京都に集結することとなる。
今回会長を務める猪熊茂子氏(日本赤十字社医療センターアレルギー・リウマチ科部長/リウマチセンター長)は「日本は3 万の源泉と3 千の温泉地を持つ世界有数の温泉大国で、湯治という独自の文化もある。日本の温泉気候物理医学の研究成果を世界にアピ-ルできる良い機会になる」と話す。同氏は、5 月12 日8 時30 分から会長講演を行う。尚シンポジウムテーマは和温療法(Waon therapy)とフットバスについて。全130 題を超える。
併催の第79 回日本温泉気候物理医学会総会・学術集会(会長 出口晃氏:小山田記念温泉病院内科部長)の、大会テーマは「温泉・入浴と生体リズム」。同学会は、1935 年に設立し、日本医学会に加盟。自然界の刺激を利用し人体の反応を治療に応用していくことがテーマ。今回はメタボリックシンドロームに対する温泉利用、体内時計の乱れによる現代型不眠、ヘルスツーリズムと温泉など全68 題。また、温泉療養者に対する療養指導を行う医師の養成を目的とした温泉療法医認定のための教育研修会が5 月10日・11 日の2 日間実施される。