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昨年上回る26,207人来場 最新の「美と健康長寿(アンチエイジング)」が集結

_K__0301.jpg来場者が皆、熱心だったとの声が多かった2015年

 「ダイエット&ビューティーフェア2015(第14回)」、「スパ&ウエルネスジャパン2015(第6回)」、「アンチエイジングジャパン2015(初開催)」が9月7日から9日の3日間、東京ビッグサイト西1・2ホール、アトリウムで開催された。展示会スローガンは『“美と健康”出づる国から世界へ』。出展社数は384社(620小間)、来場者数は3日間合計26,207人(昨年25,586人)となり台風にもかかわらず昨年を越える規模で開催された。また、会期中は90を超えるイベントやセミナーが行われ4000人以上が参加した。


インナービューティへの注目が加速
 ダイエット&ビューティーフェア(第14回)は、「コスメ・美容機器」ゾーンを始め「インナービューティ」「原料・OEM」「ダイエット」「個店サロン向け商材」「集客・販促サポート」「美容雑貨」「美ボディメイキング」ゾーンで構成され、西1・2ホールを使用して開催された。西2ホールには、㈱MTG、㈱ARTISTIC&CO.、㈱エステプロ・ラボ、伊藤超短波㈱、ヤーマン㈱、㈱日本ビューティコーポレーションなど業界を代表する企業の大型ブースが軒を連ねた。
 出展商材の傾向としてコスメティックはトリートメントとの相乗効果を促す商品や、個々の体質に合わせて提案するオーダーメイド美容液などが増加。成分を前面に訴求することから消費者ニーズに近づいた商品へとシフトチェンジする傾向がうかがえた。ボディケアでは、深層に働きかけることに着目したトリートメントメソッドや美容機器が多く見受けられた。
 また、拡大するインナービューティの潮流下で、水素、ケイ素、酵素などのドリンクも増加。ココナッツオイル、オリーブオイル、アルガンオイル、チアシード、マキベリー、アサイー、ザクロ、えごま、など一般市場でリアルタイムに注目されているアイテムを扱うブースに人が多く集まった。
新潟、タイのパビリオン賑わう
 西1ホールと中央アトリウムを使用して開催された「アンチエイジングジャパン」(協賛:NPO法人日本抗加齢協会、NPO法人アンチエイジングネットワーク)はエイジングケア化粧品やサプリメント、機器、メソッドなど72の企業が出展した。
 国内外のバイヤーが日本のエイジングケア商材に熱い視線を送るなか、新潟発の一般社団法人健康ビジネス協議会(植物由来EGFを使用した化粧品原料など8企業)や、タイ国政府商務省国際貿易振興局(タイの本格的なエステティック商材、ハーブ製スパ商材、ナチュラルアロマ商品、機能性食品など15企業)がパビリオン出展した。
 今後加速する超高齢化社会にそなえる企業も多く、パンフレットに「健康寿命延伸」や「ロコモディブシンドローム予防」などのキーワードを盛り込んだ、様々な機能性食材、製品も目立った。また抗加齢医学の最前線に立つ専門家らによる記念イベントやセミナー、機能性表示食品シンポジウムが同時開催され、学術トピックスや研究、エビデンスなど日本のエイジングケアに関する最新の専門情報を発信する場となった。NHK総合の報道番組や民放各社からの問い合わせ、取材を受けるなどマスメディアの注目も高かった。
CARITA、DECLEORも出展
 西1ホールのスパ&ウエルネスジャパン(第6回)は従来の「スパ・温浴施設向け商材」ゾーンに加え「海外コスメブランド」専門コーナーを新設。CARITA、DECLEOR(仏)、GEMOLOGY(仏)、THERMAEROMANAE(伊)、エルバリオ・トスカーノ(伊)、ELEMIS(英)、スイス・パーフェクション(スイス)などスパ向け化粧品ブランドが集まり注目コーナーの一つとなった。出展企業は3展示会合計で384社(620小間)となり6年連続で増加。2009年(240社360小間)当時と比較すると開催規模は172%に成長した。
 今回、「アンチエイジングジャパン」、「ジャパンメイドビューティアワード」と、業界内外で注目されているキーワードイベントが加わったことで、販路探し及び販路拡大を期待して、業界初参入の企業や、トレードショー初出展の企業が目立った。それら出展企業は、「海外からの引き合いが意外に多かった」「大雨の中を来場されるくらい熱心な方達が多く、良質な商談ができ、充実した展示会だった」と同様に話していた。

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