代表取締役社長の吉松徹郎氏が説明した㈱アイスタイル（ 東京都港区、03-5575-1286）は11 月17 日、グループ全体の今後の事業戦略を発表した。
発表は「ビューティープラットフォーム構想」と「グローバル展開」の2 つ。
「ビューティープラットフォーム構想」は＠ｃｏｓｍｅを始め＠ beautist、ispot など同社が提供するサービスの「データベース」「I D」「ポイント」を分かり易く統一するというもの。美容情報は＠ｃｏｓｍｅに統合し独自コンテンツとしてタイムライン化する。また、美容事業者などプロを対象としたBID（Beauty IDの略）を導入。BID を持つ、美容の
プロが＠ｃｏｓｍｅから積極的に情報配信する環境を作り、キーワードタグを軸に、その情報を必要としている人や企業と繋がりを実現する。代表取締役社長の吉松徹郎氏は「複雑化する情報社会下で、顧客と企業の繋がる新しい場所として手応えを感じている。2018年には60,000BID を目指していく」と力強く語った。
グローバル展開は、ビューティーコンテンツと＠ｃｏｓｍｅビジネスモデルを輸出し、2020 年までに海外事業売上30億円を目指す。中国市場では2012 年に現地法人を設立し今年Tmall（天猫）に「＠ｃｏｓｍｅ官方海外旗艦店」をオープンしている。東南アジアではフィリピンで化粧品卸事業を開始し、日本商品のセレクトショップのコスメコーナーをプロデュースした。10月に＠ｃｏｓｍｅのグローバルサイトを開設するなど海外事業強化が加速している。
