深いリラクゼーションを促す緑茶の掛け流し
東京・代々木のランドマーク、YAMANOTOWER1 階に入居する「YAMANO Salon of Beauty( ヤマノサロンオブビューティ)」は、2007 年にオープンした山野グループのニューコンセプトサロン。座席数4 席を、4 人の技術者を含む6 人で回転。平均客単価は8,500 ~ 9,000円で、立地・空間の割に価格帯が抑えられており、顧客層は30 ~ 40 代(ヘッドスパは20 ~ 30 代)と年齢が低めなのが特徴だ。
大々的なプロモーションを行なわないものの、看板メニュー「山野式ヘッドスパ+炭酸泉」(90 分7,560 円)は、開始から8 年経っても変わらずの人気で、リピーターが絶えない。
頭皮と頭髪へのアプローチから、全身を健康にするという目的で、中医学専門家の鳴海美紀氏を手技の開発者に迎え、徹底した手技の指導を実施した。いわゆる「リラックス」が目的のヘッドスパとは異なる。
白を基調とした明るい内装デザイン
「ヘッドスパで、体を『整える』のです。ただツボを押し解すのとは違う」(鳴海氏)。
上質の食用のエキストラバージン・オリーブオイルや、大正時代から続く静岡のお茶農園から仕入れた緑茶、さらに、はちみつまで使う。口に入れても安全なものを頭皮に使うというこだわりは、「本当に肌にいいものしか使いたくない」(山野光夫支配人)という熱い思いがある。美容室でありながらここまで自然素材を追い求めるのは珍しい。
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