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「TBCコスメ」海外へ進出

TBCグループ(東京都新宿区)は、タイ小売最大手のセントラルグループが運営するバンコク市内の東南アジア最大級の複合型商業施設セントラルワールドプラザに「エステティックTBC」ブランドのカウンセリングショップを2月25日に出店した。同社では初の海外展開となる。

日本の化粧品とエステティックで勝負

同社の調べによるとアジア各国の中でもタイは美容意識の高い女性が多くメイドインジャパンのコスメは人気が高い。またタイは湿度が高く紫外線量が多いことからとりわけ「美白」ケアが重視されている傾向があるという。

そこで30代を中心とした富裕層の女性をターゲットにしTBCオリジナルの美白コスメライン「PRENITY(プレニティ)」シリーズを販売。パッケージはラベルをタイ語に貼り換えた以外は日本発売品そのままに、日本人が買っている商品を輸出する。

店舗の大きさは約30平米(確認中)。資生堂、SKⅡ、シャネル、ディオールなど百貨店ブランドのカウンターと並び出店する。スタッフはタイ及び日本でTBCの教育プログラムに基づく研修を行った現地タイ人●名が常駐する。

店頭ではハンド&マッサージや個室でのフェイシャルなど「日本のエステティック」サービスも合わせて提供し「プレニティ」の販売を強化していく構えだ。

化粧品はじめ美容商品の拡充へ

TBCグループの手塚圭子社長は、「現地の方は肌が強いと思っていても肌診断をしてみると実は乾燥肌だったり、自分の肌にあった正しいスキンケアが出来ていない。肌診断やカウンセリングなどTBCが得意としている部分を活かして、着実に化粧品展開をしていきたい」と力を込める。3月にはタイ国内のドラッグストアにてカジュアルライン「Malon.by TBC」の販売を予定している。

国内では、美白ライン「プリニティ」を始め、エイジングケアライン「TO’US BEAUX(トゥアス ボー)」、保湿ブランド「urumio(ウルミオ)」、アクネケア「Offpore(オフポア)」など年代別のスキンケアラインを充実させている。また森永乳業(ドリンク)やUHA味覚糖(グミ)など食品メーカーとのコラボレーション商品も好調で、化粧品を始めとする商品の展開を今後も強化していく予定だ。

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