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EAT JAPANESE FOODS IN SPA

エステティシャン五十嵐ゆう子
★米国エステシャン日記2007 第8回★
現在私が暮らすラスベガスは夏真っ盛り、連日40度を越える猛暑です。ロスアンゼルスのように夏はビーチで涼むということは出来ませんが、アスレチックジムやスパに行き、サウナやジャクジーに入って汗をかいたあとはマッサージをうけてリフレッシュするというのが、ラスベガス在住人の夏ばて対処方です。
以前も紙面で紹介しましたように最近は美容スパを完備したアスレチックジムが増えています。そしてラスベガスに住むミドルクラスの3人に1人がそれら施設のメンバーになっていると言われています。
休日は施設で1日過すという人も少なくありませんので、殆どが食事が出来るカフェテリアを完備しています。食事のメニュー内容はヘルシーそしてローカロリーが基本です。ベジタブルサンドイッチ、野菜サラダやフルーツに混じり、豆腐や玄米、そして海草などの食材が人気です。
 
ここ10年ほど、豆腐は日本からやってきた美容健康食の代表としてアメリカに浸透してきましたが、その豆腐よりも食べ応えがありカロリーも低く、繊維が多く含まれた玄米が注目され始めました。但し皆様もご承知のように玄米は上手に調理しないと美味く食する事が難しい食物です。
まだ玄米が出始めの頃に現地の健康食品店で調理したものを食べてみましたが、ぽそぽそして味気なく、身体に良ければ多少のまずさは仕方ないかと自分に言い聞かせて食べるような味でした。
しかし最近は、玄米をクリスピーに揚げたものや、生の玄米を歯ごたえを残すように少しだけ水につけて柔らかくしてから、レーズンやアーモンドと一緒にカレー風味のサラダにして調理したもの等があり、これが結構美味しいのです。
そして繊維質が豊富で美容に効果的とわかめやのりなどの海草(SEAWEED)も好まれています。牛蒡やニンジン等の根菜を玄米で作った酢飯と海苔でまいた玄米寿司はアスレチックジムのカフェや食品マーケットでアメリカ人が好んで買っているのをよく見かけます。
アメリカ人にとって日本食は健康で美容に良いというイメージが定着しています。歌手のマドンナさんが日本人お抱えシェフが作るマクロビオティクを主体とした食生活にすることで、年齢を増しても衰える事をしらない美しさを保っていると雑誌等で語られていることも影響しているのでしょう。
 
美容を追求しているアメリカ人達にとって健康志向は必然的、そして日本の伝統食はその代表なのです。
全米でトップ10に選ばれた南カリフォルニアにあるラコスタリゾートスパ内のSPA CAFEも、セレブがお
忍びで訪れる究極のスパ宿泊施設、ゴールデンドア リゾートの食事にも必ずといっていいほど、豆腐、玄米、海草などの食材が登場します。スパのトリートメントを満喫した後に、ハンバーガーとコカコーラはご法度!ヘルシージャパニーズフードで身体の中からもキレイにすることが米国流トータルビューティなのです。
五十嵐ゆう子 米国カリファルニア州とネバダ州公認の
エステティシャンライセンスを所持。クリニカルエステティ
シャン(医療エステ)としての経験を積んだ後、現在は両州
で抗酸化に優れた自然成分を主体としたホリステックスキン
ケアを実践。
yukoi@earthlink.net

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