「ダイエット&ビューティーフェア2017」に2万7千人来場
9月11日~13日東京ビッグサイトで、美容の総合展示会(食品・化粧品・機器)の第16回「ダイエット&ビューティーフェア2017」(併催アンチエイジングジャパン、スパ&ウエルネスジャパン)が開催された。三日間で26,963人が来場し、各所で熱い商談が繰り広げられた。
最先端エステティック商材と地域発美容商材が競演
第16 回「ダイエット& ビューティーフェア2017」(併催第3 回アンチエイジングジャパン、第8 回スパ& ウエルネスジャパン)は東京ビッグサイト西1・4 ホール、アトリウムで開催された。東京ビッグサイトの工事という止むを得ない事情により2フロアでの運営となったが、出展規模は
383 社、来場者数は3 日間で26,963 人と昨年を上回る結果となった。
西1 ホールには、エステティックルートをターゲットとした、最先端の美容機器や化粧品、機能食品を展開する業界老舗や新規参入企業がブースを構えた。エステプロ・ラボ、MTG、アーティスティックシーオー、ルーヴルドー、リズムや、ヤーマン、ラティアクリエイツ、コンフォートジャ
パン、アクシージア、レナード、ウンソングローバルといった連続出展企業がメイン通路沿いに軒を並べ展示を競った。アトリウムでは、新潟県、沖縄県のパビリオンに加え、北海道、四国、九州などが連携した機能性食品地方連絡会もブースを構えた。上階の西4ホールには、エステツイン、ウィズアス、タイパビリオン、静岡の化粧品企業パビリオン、シャープを中心とした抗糖化企業パビリオン等が展示。特にシャープの糖化年齢測定のデモに毎日長蛇の列が出来た。終了後同社は、「3 日間で昨年の1.5 倍の方への測定デモができた」と成果を語った。また、3 回目となる「ジャパンメイド・ビューティ アワード」の展示ゾーンでは商品力のある地域発の商材に小売や通販のバイヤーは大きな関心を示していた。
オープニングイベントに200 人集客 経産省からも講演
オープニングは、毎回立ち見の人気プログラム「ビューティ& ウエルネスサミット」。開演前から食品、化粧品メーカーや美容・健康サービス、地方自治体から多くのキーパーソンが集結した。テーマは「生涯現役社会に輝く美と健康サービス」。第1 部の基調講演では、経済産業省商務・サービスグループ政策統括調整官 江崎禎英氏が登壇し、国の取り組みと次代のヘルスケア産業の展望を熱く語った。続く、津田塾大学総合政策学部教授森田朗氏(前国立社会保障・人口問題研究所所長)は、喫緊の課題である「人口減少問題」について解説。美容、健康ビジネスに係わる者に
とって10 年後20 年後のビジネスを考える興味深い内容となった。
また、産業の今を切り取るイベントや専門セミナー100 本が連日開催された。今年の注目セミナーは、日経BP 社西沢邦浩氏(最新のデトックス・ファスティング研究発表について)のアンチエイジングゼミや、富山県魚津市の浦田クリニック浦田哲郎氏(メディカルスパの栄養指導等の取り組み)など。他に、初の地域連携イベント「アンチエイジング・カフェ」は200 人の参加者がつめかけた。地域の機能性素材を使用した「美人スイーツ」が振るまわれ、地域の取り組みについて、各地域の代表者が発表した。