特集

【特集①】ダイエット

「中高年、男性層」「メタボ対策」が最大テーマ
 健康・美容産業で常に大きなウエイトを占めてきたダイエット市場。ダイエット食品、ホーム機器、フィットネスやエステティックサロンなど、ダイエットサービスの裾野は広い。
 昨年は「ビリーズブートキャンプ」や「ジョーバ」等のフィットネス商材が話題をさらったが、ダイエット食品の不振、フィットネスやエステでの顧客減など業界内に蔓延する停滞ムードを払拭するには至らなかった。
 今年、挽回を狙う各社は、中高年層、男性層、メタボリック症候群対応といった新たな市場創出に向け、様々な商品やサービスの準備を進めている。
◆【特定健診・保健指導とどう関わっていくのか 基本的な考え方と流れ】
 今年4月、メタボリック症候群に着目した特定健診・保健指導が始まる。
 「治療」から「予防」へのシフトで、国は医療費増大の抑制を狙う。
 特定健診・保健指導はともに保険者に義務付けられるが、保険者はこれらを民間にアウトソーシングすることができる。
 予想される対象者の増加に対応することと、サービスの多様化につなげ実施率を高めるのが狙い。
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◆ ダイエット・ダイエット食品各社動向 ◆
【脂肪吸着系サプリ『シルクフィブロイン』】ドクターセラム㈱
【フーディアとフルーツバーの『フルーディア』、丸ごとフルーツ『e4b』】㈱オージービー
【『SOY JOY』好調、年間150億円へ】大塚製薬㈱
◆ ダイエット・注目素材 ◆
【運動時の脂肪燃焼を促進「L-カルニチン」】ロンザジャパン㈱
【オメガ3系のDPA】㈱エル・エスコーポレーション
【「バラントース」】カーギルジャパン
【「アマショウマエキス」】ビーエイチエヌ㈱
◆ ダイエット・フィットネス ◆
 昨年7月の「レジャー白書」で、フィットネス市場は昨年比6.2%増の4,270億円、4年連続の成長が報告された。
 しかし、ここ数年で多くの施設が急速に若年層の利用が減少している状況もある。
 4月の特定健診・特定指導施行を目前に、大手フィットネス施設の動向をレポートした。
【インタビュー】特定健診指導は、「正しい指導」「継続的な指導」が鍵
医療法人社団蛎一会 理事長・健康スポーツ医 青野治朗氏
【サーキット型施設開業支援で全国の運動施設とパイプを】ルネサンス
【焼肉を食べてもダイエット】レインズインターナショナル
◆ ダイエット・エステティック ◆
「メタボ対策」でメンズエステ好調 次のステップは痩身メニューのエビデンス取得
 昨年、「メタボ対策」を訴求したメンズエステが商機をつかんだ。
 今年4月からスタートする「特定健診保険制度」を前に確立したメタボ対策市場へ先手を打ち、中高年男性の利用を拡大したためだ。
 
 エステは食事指導や機器による運動など、総合的な指導を行える点で優位性が高い。
 今後、他のフィットネスなどの予防分野との競合を考慮し、痩身効果に対するエビデンス取得を打ち出すことが成否の分かれ目となってきそうだ。
【世界的鍼灸学会で内臓脂肪への効果発表】スリムビューティハウス
◆ ダイエット・痩身機器 ◆
 痩身機器はRF(ラジオ波)、エレクトロポレーション、光痩身などの新たな切り口でのトリートメントが人気を博している。
 そして、メタボリック症候群対策で照準があたる内臓脂肪へアプローチするラジオ波の注目は高い。
 一方、出荷台数に関してはリース・与信関係の問題もあり、全体的に好調とはいえない。
 新規の導入が厳しい現状で、ハードに頼るのではなく、どのように活用してメニューを提供するのかというソフト面充実が重要視さえはじめた。

【痩身機器・各社動向】
















商品名 企業名
ホームケア機器『キューティUP』、業務用痩身機器『ラジオメタボ』 ㈱インターフェース
『リダクションM』を用いた痩身メニュー「リダクションシステム」 ㈱リジュー

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◆ ダイエット・クリニック ◆
 クリニックでは肥満治療の一環としてダイエットが位置付けられている。
 確実に痩せることができるとして、年々ニーズは高まっている、美容外科の軒数は増加しており、一部では競合の激化も指摘される。
 
 メタボリック症候群対策として、各施設では独自のプログラムを構築し、CTスキャンを活用するなど患者の特性に対応するダイエット方法を指導している。
【メタボ外来で高い成功率】医療法人おのむら医院
【針を使わないアクシダームが人気】マリアクリニック

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