(一社)日本フィットネス産業協会(以下、略FIA)は11 月10 日、「フィットネスクラブ・マネジメント技能検定」の実施概要を発表した。フィットネス関連業界では、初の国家資格となる。
同検定は今年10 月、職業能力開発促進法にフィットネスクラブ・マネジメント技能士が新たな技能検定職種に正式に追加されたことを受け、開始。合格者にはフィットネスクラブ・マネジメント技能士の称号が与えられる。「フィットネスクラブに従事する者や、新卒で同業界に入社する学生が資格を取得することで、フィットネス産業に関する学生の認知を深め、人材の確保につなげる狙いもある。離職率が高いという課題を解決したい」と会長の吉田正昭氏は説明した。
また、フィットネス業界への人の定着が難しい理由に、生涯を通じてのキャリアプランがまだ見えにくいことと、クラブ運営と、クラブ経営の両方を体系的に学べる機会の少なさが課題であると語った。
同検定によりフィットネスに関する知識を深め安心して業務に取り組み業界を盛り上げていくことを期待しており、受験者数の見込みは今年1,800名、翌年には4,000 名と想定している。
検定級は、3 級・2 級・1 級の3種類。それぞれ学科と実技の試験が用意されている。第1 回試験日は1 級学科試験が12 月17 日(日)、主要7都市で開催予定。