行政・業界動向

「ビューティーケアセラピスト」等、新制度開始

(一社)日本シニア検定協会は21日、都内で事業報告会を開催。高齢者向けに来店型のスキンケアを提供する「ビィーティケアセラピスト」及び検定合格者が有償で高齢者の日常生活を支援する「シニアアシスタント」制度開始に向けた取り組みやその他活動報告等が行われた。

「ビィーティケアセラピスト」は各サロン等でキャリアを積んだエステティシャンらがシニア向けのケアを身につける制度で、全国で講習会を実施している。認定には同講習会の受講及びシニア検定一般課程取得、ケアセラピスト入門編合格のいずれかを満たし、認定講師による技術チェック、通信問題集16教科の受講を予定している。また、ボランティアや有償ケアの実績を認定ポイントとして加算するインセンティブ制度も設けている。

また「シニアアシスタント」制度は、シニア検定一般課程を合格し、なおかつ生活支援の方法、救急、衛星の学習修了者が対象。協会に会費5,000円を収めることで、高齢者の家事のサポートなどを有償で行うことができる。さらに調理や介護などの支援も安心して行うことのできる保険制度も設けており、全国で試験的に運用を開始している。

同会の浅井篤理事長は「一見元気に見える人の身体も加齢の変化で様々な箇所が弱くなっている。高齢者の身体、心理を理解しサポートすることが大事。シニア検定の活動はそうした意味でも今後需要がさらに増していく」と話す。

その他、経済産業省のヘルスケア産業課課長補佐の山本宣行氏や同協会会員等による講演が行われ、出席したケアセラピスト、シアニアシスタント両資格者らが学びを深めた。

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