特定非営利活動法人日本エステティック機構(東京都千代田区)は4月4日、第1回エステティックサロン認証制度のキック・オフサロン数を発表した。
また、昨年から延期されていたエステティック機器認証のスタートも発表された。機器認証は4月17日に大阪で、23日に都内で説明会を開き、認証基準などを公表。25日から申し込みを受け付ける。
同機構では今年1月~2月末までの間にサロン認証制度の申請受付を行い、申し込みがあったサロンの書類確認作業を行っていた。申請を受理されたサロンは今後キック・オフ期間に入る。キック・オフとは、認証制度の基準をクリアするために、サロンの現状と照らし合わせて課題を抽出し、改善のために取り組むこと。
今回申し込みがあったサロンは652サロン(事業者数:122社)。うち申請が受理されたサロンは410サロン(事業者数:61社)となった。
申請が受理できなかったサロンは、まつ毛パーマやレーザー・光脱毛を行っているサロン等だという。レーザーや光脱毛を行っているサロンの認証が留保となったことについて同機構は、「業界の自主基準が定まっていない現状では認証基準を設けることは困難との結論に達したため」としている。
また、厚生労働省の判断で過去に有罪判決が出ていることや、ワールドビューティック社の裁判が係争中であることも問題点として挙げた。