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第1回ジャパンメイドビューティ研究会開催 中国越境ECに見る海外で成功する企業

金子氏が越境ECの可能性について語った

地域発の美容・健康市場の創出などを目的とした第1回ジャパンメイドビューティ研究会(主催:UBMジャパン㈱ダイエット&ビューティ事業部)が3月29日に都内で開催された。研究会では「ジャパンブランドの海外進出の現状〜店舗、越境ECなどの展開実績から」をテーマに㈱アイスタイルトレーディング取締役の金子芳久氏がセミナーを行った。

㈱アイスタイルトレーディングは美容系総合ポータルサイト@cosmeの物販事業を担っており、@cosme storeや越境ECなどを通じて海外に日本製品を卸している。金子氏は中でも最も規模の大きい中国の越境ECの現状や商品の成功事例について紹介した。

金子氏は中国で売れる商品の傾向として、ひとつに複雑な商品説明は海外の消費者に伝わりにくいことから、“保湿”や“美白”といったシンプルなコンセプトと中国で選ばれやすいパッケージデザインの重要性を指摘。さらに海外で売れる商品は日本でも売れているものが多く、海外マーケティングだけでなく、まずは国内の販売を強化することや、海外展開にあたって信頼できるパートナーをきちんと選定すること。さらにブランドの認知度を向上させるために、販売先である国の仕組みを理解したマーケティング戦略などの取り組み方を要因として挙げた。

また研究会では、昨年、地域発の美容健康商材を表彰するジャパンメイド・ビューティ アワードで「Shanti Switchel(シャンティ スウィッチェル)」で優秀賞を受賞した佐賀県の㈱Karatsu  Styleの健康食品事業部 部長の片渕一暢氏による商品開発、販売展開などの事例紹介や参加者等による交流会なども行われた。

第2回研究会は5月22日に開催を予定している。

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