ヘッドライン

【今月のトップ記事】「24時間デイスパ」、新規顧客1年で4,000人集客


トータルビューティーサロン「AMRTA(アムリタ)beauty&Relaxation」(東京・六本木)

 昨年4月、2名のエステティシャンがこれまでの大手勤務の経験を活かし、東京・六本木に24時間営業のスパを開業した。集客はポスティングチラシのみだったがクチコミで噂が拡がり、1年が過ぎたいま、年間の新規顧客は4,000人に達した。リピート率も30%と高い。都会の多様化したライフスタイルに応じていつでも気軽に利用でき、料金も都度払い制。強引なメニュー提案や、わずらわしい物販のないことなど。客側にとって、選択の自由度の幅が広いことも人気の理由だ。セラピストは皆、常に顧客満足を意識し、一回ごとの施術に緊張感を持って入るという。
月刊ダイエット&ビューティ6月号は、【スパ、酸素カプセル】特集号です!


 六本木ヒルズ向かい、国道246号線を挟んで路地を入った一角に、「AMRTA(アムリタ)beauty&Relaxation」がある。ビルの地下一階に、施術ルーム4室、レセプション、メイクルームを配する。全室ジャグジーバスとシャワー、パウダースペースを完備し、ゆったりとした空間と時間を提供する。オールハンドによる「リラクゼーションオイルマッサージ」(60分、9,800円)、「リラクゼーション&スリミング」(60分、1万1,800円)、フランス老舗ブランド・エラバシェのフェイスやボディメニューを中心に客のニーズに対応する。
 大手エステサロンから3年前に独立した2人が、2年の準備期間を経てオープンしたサロンだ。マネージャーの古澤彗子氏は「我々のエステティックにかける想いを色々詰め込みました。サロンを開業するうえで、24時間営業であることと都度払い制であることは絶対条件でした」と話す。現在14名のスタッフが交代でシフトを組む。
 客層は老若男女、バラエティに富んでいるのが特徴。近隣からの来店はもちろん、関東圏から噂を聞きつけて来店する旅行客も。時間帯によって客層が変化し、昼間は主婦と平日休みの職業の客、夜7時からは六本木ヒルズにあるオフィス勤務を含めた働く女性が多い。夜10時を過ぎると男性客とカップル客が増え、深夜2時からは仕事帰りの飲食業女性、明け方は近隣住民が朝の散歩途中に立ち寄るという。全体の40%にあたるコアな客は20代後半~30代前半の女性だ。「この方たちがご主人や彼氏を連れて来店してくださる」という。

イベント情報

PAGE TOP