全国で振動マシン(ぶるぶるマシン)を使った簡易型フィットネスのフランチャイズ展開を行っている㈱ダイエットエンド(東京都港区)がFCの本部事業から撤退した可能性が高いことが分かった。
現在、電話は不通状態だが、ホームページは閉鎖されていない。本社が入っているビルの管理会社によると、7月6日に正式に退去したという。移転先は不明。
同社は2006年5月に振動マシンと酸素バーを設置した店舗「ダイエットエンド」のFC展開を開始。昨年10月には235店舗(同社発表)まで急拡大した。当時、代表の野見山氏は「国内のFC事業では過去最高のペース」と話していた。
しかし、振動マシンのブームが落ち着くとともに、各店の売り上げが減少し、店舗の閉店が相次いだ。打開策にサプリメントなどを投入したが、売り上げ低下には歯止めがきかなかったようだ。
関係者によると、今年春には店舗数がピーク時の3分の1以下に激減。同社の提示した事業プランと実態との乖離が大きいことから、FCオーナーらによる集団訴訟の動きもあったという。
家賃の不払いなどもあったといい、急激な変化に事業が立ち行かなくなったとみられる。