アジア最大の国際ビューティートレードショー「コスモプロフ アジア2008」が今年も11月12日~14日の3日間、香港の香港コンベンション&エキシビジョンセンターで開催された。13回目となる今回は、ロゴも一新され、世界40の国と地域から総計1,357社の出展社が参加。過去最大規模での開催となった。
出展国の内訳は、中国(362社)や香港(201社)、韓国(119社)、台湾(91社)、タイ(76社)などアジア圏を中心に、フランス(87社)、オーストラリア(64社)、イタリア(58社)、アメリカ(52社)ドイツ(45社)、スペイン(40社)など欧米からも多数出展した。来場者もアジアだけでなくヨーロッパやアメリカ、オセアニアなど世界中からバイヤーが訪れた。
日本からの参加企業は41社で過去最多となり、タカラベルモント、アスカコーポレーション、マーナーコスメティックスなどが出展した。
会場は、1ホールが小売向け化粧品と香水、2・3ホールが包装、原料、OEM、5・7ホールがヘアサロン、ビューティサロン関連製品及び機器に分類された。
複合機が主流に
7ホールにはエステティックサロン関連の製品が数多く展示された。 美容機器は、ヨーロッパ製、韓国製、中国製が多く、IPL、RF(ラジオ波)、吸引(バキューム)、エレクトロポレーション機器が目立った。それぞれの機能を複合化した機器が多く、中には全ての機能を一台に搭載している製品もあった。今後は、国内で発売される機器においても、トリートメント機能の複合化が進むことも予測される。
出展した美容機器の企業では、「アジアでのマーケット拡大を目的に出展したが、広く海外からの話が多い」という。
コスメはナチュラル・オーガニック志向が加速
1ホールの化粧品ゾーンでは、ヨーロッパ各国やオーストラリア、ニュージーランド、タイなどのパビリオンで美しく装飾されたブースが立ち並んだ。 化粧品関係者に聞くと「昨年よりもさらにナチュラル志向、オーガニック志向が進んでいるように感じる」という。ドイツやオーストラリア、タイなどのオーガニック先進国では地産原料を使用した化粧品を展示していた。イスラエルパビリオンで、定番の死海の塩にザクロやハチミツ、シアなどの素材を入れて機能性を高めた商品もあった。
来年は11月11日~13日の3日間に渡って開催される予定。
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