茨城県では、約17 万ha の耕地と比較的温暖な気候を活かして、数多くの種類の農産物が栽培されています。全国的には「納豆」で有名な県ですが、原料となる大豆の生産量は関東一です。また、江戸時代には常陸国久慈郡諸沢村(現:那珂郡山方町諸沢)で生まれた、中島藤右衛門が蒟蒻芋を粉にして保存する方法を考案し、その後、蒟蒻栽培が全国に広まったと言われています。
ご紹介する小沢食品は、大正12 年創業の老舗の豆腐屋です。今回、長年培ってきた大豆加工技術を活かして、食物繊維が豊富に含まれているヘルシー食品の「豆富屋さんのうの花こんにゃく」と「とうふやさんの豆乳おから」を開発いたしました。
「豆富屋さんのうの花こんにゃく」は、茨城県産の大豆とこんにゃくを原料に使用したダイエット食品です。100g当たりのカロリーはごはんの1/6 以下、食物繊維はセロリの5 倍含まれており、糖質は0gです。また、防腐剤や保存料は一切使用していませんが、開封しなければ常温保存が可能な商品です。サラダのトッピングや料理などに混ぜて手軽に使うことができます。生活習慣が乱れがちな現代、腸内環境が気になる方や野菜不足の方、ダイエット中の方などにお勧めの商品と言えます。
「とうふやさんの豆乳おから」は、未開封ならば常温保存可能な「おから」です。防腐剤や保存料は一切使用していません。豆乳入りのため、従来の「おから」に比べ、しっとりタイプで大豆本来のコクや旨味がある商品です。そのまま食べたり、あるいは料理に使うことで、手軽に食物繊維などを摂ることができます。
小沢食品は、経営理念として「三方よしの経営」を掲げており、これからも、お客様と社員に「ありがとう」と言われる会社を目指して参ります。
(独)中小機構 関東本部地域活性化支援 チーフアドバイザー 磯部 典久氏
大手食品メーカーに長年勤務後独立し、磯部経営サポ-トを設立。
農林漁業、食品製造業、食品小売業、飲食業まで幅広い経営支援を実施中。中小企業診断士。
農業経営アドバイザー。