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「酵素」は、いま アンチエイジングのキーワード

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鶴見クリニック院長
鶴見隆史氏 
 鶴見隆史氏(鶴見クリニック・東京都中央区)は、30年間にわたり、治療の現場ひと筋に代替医療を実践してきた。1990年代から酵素栄養学を取り入れ、腸内環境を改善していく酵素医療を提唱。
 酵素の豊富な食事、酵素を無駄遣いしないライフスタイル、腸内の環境を整えるファスティング(半断食)などで、体内の酵素を豊富にし、腸管粘膜の免疫を活性することこそが究極のアンチエイジングだと話す。


■「酵素」はなぜ、必要なのですか?
 栄養学的には、8つの栄養素が「資材」だとすると、酵素はそれを上手に動かす「作業員」です。体内酵素(潜在酵素)には、消化器官内で分泌され食べ物を分解する「消化酵素」と、体をつくり病気を治し活躍する「代謝酵素」があり、どちらも生命活動に必要不可欠です。
 
 ところが現代人は知らず知らずのうちに酵素を失うことばかりしています。ストレス、睡眠不足、過食、喫煙、アルコールの過剰摂取、長期間の薬の服用、電磁波に囲まれた生活、すべてよくありません。
 酸化した油脂やトランス型油脂、酸化したサプリメントや残留農薬の多い野菜や果物などの摂取も、長年に渡ると大きなダメージ。体内の酵素は一定量ですから、消化酵素が不足すると代謝酵素が消化にまわされ、結果的に代謝酵素不足という事態になってしまうのです。
 
 美容面でも、白砂糖や酸化した食品は、シミやシワの原因になることが分かっています。生きた酵素たっぷりで残留農薬の少ない生野菜や果物を摂る食生活に切り替えることで、年齢とともに生産能力が低下する酵素を補い、肌の老化スピードを落とすことが大切です。

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