自然・健康食品のトレードショー「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ ウエスト」が、カリフォルニア州のアナハイムコンベンションセンターを舞台に、3月6日~8日開催された。1900社の展示で5万3000人が来場した。
会場は、ナチュラル&スペシャリティフード、オーガニック、サプリメント、ヘルス&ビューティ、ペットプロダクツ、サプライエキスポ、新規出展企業を中心にゼネラルスペースの7つのゾーンに大きく分けられ各所で活気に満ちた新製品発表やプレゼンテーションが行われた。
全体のトレンドは「エコ」「サスティナビリティ」。ブースの装飾に「エコフレンド」、「エコチック」といった文字が躍り、パッケージのリサイクル、土に帰す取り組みが有効なマーケティングとなっていた。
訴求別では、関節、循環器機能、胃腸機能といったベーシックなものに加え、免疫、抗ストレス、睡眠などの訴求がますます数を増やした。対象者で今年増加したのは、ベジタリアン向け、ベビー向けとペット。素材で、目に付くのは、数年前から増加し始めたマンゴスティン、アサイー、ゴジベリーなどのスーパーフルーツ関係で一般食品まで広がりを見せていた。
ゴジベリー、アサイーは化粧品でも多数見かけた。特に、今回のアサイーの急拡大し、当日新製品を発表する企業も多く、「今後2年はこの勢いが続くだろう」という話も聞かれた。
また、ブレイクのきっかけは、美容や健康トレンドで影響力のあるオプラ・ウインフリー女史によるTVトークショーが大きいと口を揃える。現在はダイエット訴求のものも出始めている。既にサプリメントにおいては配合量での競争も既に始まっており、差別化商品で活況を呈すことが予想される。日本でも原料が出回り始めており、明るいニュースといえる。