納豆に関する正しい知識や健康情報、納豆菌に関する最新情報を発信するおかめ「納豆サイエンスラボ」は11月7日、「感染症予防にみる『S-903 納豆菌』の可能性」をテーマにメディアセミナーを開催。研究結果にもとづく納豆菌の持つ働きなどが解説された。
2017年度の国内の納豆消費額は前年比10.6%の2,313億円(全国納豆協同組合連合会調べ)で、過去最高を記録。日本の食生活に欠かせない食材となっており、近年「納豆菌」が持つ働きについての研究が進んでいる。『S-903 納豆菌』は、タカノフーズ㈱が持つ、約2,200種類におよぶ納豆菌の中から選ばれた、通常の納豆菌よりも約1.5倍免疫に働きかける作用が高い納豆菌のことで、2012年に特許登録を済ませている。
セミナーでは、タカノフーズ㈱の小林知世納豆研究開発研究員が納豆の発酵について紹介するとともに、同社における研究について紹介。さらに、日本大学松戸歯学部助教の小林良喜氏が納豆菌がもたらす腸内環境、口腔内環境の改善作用について、また中部大学大学院工学研究科客員教授の林京子氏が納豆菌によるインフルエンザやノロウイルスに対する治療・予防効果や花粉症の症状緩和効果について発表した。
また、管理栄養士の馬場美穂氏の監修による「S-903納豆菌健康レシピ」として“ふわふわ納豆鶏つくね”や“納豆のアボカドクリチ和え”などが紹介された。