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【今月の1面】日本型スパの未来像「メディカルスパ」で予防医療を実践

一人ひとりの食事、運動、癒しをアレンジ
富山県魚津市 
「アンチエイジングメディカルスパ/スコール(S-QOL)」

アンチエイジングメディカルスパ/スコール(S-QOL)

 富山県魚津市の「アンチエイジングメディカルスパ/スコール(S-QOL)」は、医師の指導の下、運動、食事、癒しをトータルに提供する健康増進施設。会員2,000人規模の運動施設や温浴施設、トリートメントルーム、カフェを有し、医師と栄養、運動を始め様々な分野の専門家がチームで地域住民の予防医療に取り組んでいる。


患者の選択肢を増やす質の高い医療
 富山県魚津市は人口4万5千人の地方都市。そこで展開する「スコール(S-QOL)」は、運動と食事と癒しで地域住民の健康増進をサポートしている。3階建て、延べ床面積約4,800㎡の大型施設には、1階に、クリニック(約1,160㎡)とプール、ジャグジー、2階に浴室、サウナ、トリートメントルームやカフェ、3階にはトレーニングジム、スタジオ、体力測定室を備えている。  
   
 温浴施設として、人口炭酸泉、フィンランドサウナ、スチームサウナ、ジャグジーを設置。瞑想室も用意した。 
 スパトリートメント室は、4室(内ツイン1)とVIPルーム。自然治癒力の回復や心身の調和を目指して、アーユルヴェーダなど世界の伝統療法や自然療法を取り入れた。
 カフェでは、マクロビオティックや酵素栄養学の考え方に基づいた食事やハーブティーを提供。食の改善、生活習慣病の治療、予防をテーマにした料理教室やカルチャースクール、アンチエイジングセミナーも定期的に開催している。
 
 創業者であり理事長の浦田哲郎氏は、無医村医療や在宅医療、老健施設に携わっていた10年程前から、地域の「かかりつけ医」として、病気にならないための予防医療への取り組みを模索。たどり着いたのは、統合医療や補完代替医療によるアンチエイジングのためのメディカルスパだった。浦田クリニックが併設する医療法第42条の疾病予防運動施設として07年3月に具現化した。
 「患者のための引き出しを多くすることで、質の高い医療ができる」(浦田理事長)と、漢方、鍼、アロマテラピーのほかにも様々な自然療法や伝統療法を取り入れた。

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