経済産業省主催の「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019」が1月30日、都内で開催された。ビジネスコンテスト部門では、ファイナリスト7名がプレゼンテーションし、グランプリに㈱カケハシが選ばれた。
ビジネスコンテストは、次世代のヘルスケア産業の担い手を発掘・育成するため、新たなビジネス創造にチャレンジする企業を表彰するコンテストで、今回107のサポート団体が参加して開催された。
グランプリを受賞した㈱カケハシは、薬剤師向けの服薬指導支援ツール「Musubi」を提供する。患者の疾患・年齢・性別・アレルギー・生活習慣・検査値に加え、季節や過去処方、過去薬歴などの情報をもとに、ひとりひとりの患者にあわせた指導内容を提示することで、生活習慣病の重症化予防や残薬削減を支援する。2018年8月に本格的な提供を開始。現在全国1万店以上の薬局から問い合わせがあり、全国的に導入が進んでいるという。
経済産業省では、2019年4月にヘルスケア分野のベンチャー企業等に対するサポート用の相談窓口「Healthcare Innovation Hub」(「イノハブ)」)を開設。イノベーションを必要とする様々な企業からの相談を受け付け、相談者の支援を実施していく。