民間総合調査機関の㈱矢野経済研究所(東京都中野区、03-5371-6912)は12月4 日、中国化粧品市場に関するセミナー「急成長する中国化粧品市場の現状分析と将来展望」を開催した。当日は化粧品メーカーら業界関係者、約50名が参加した。
第一セッションでは、同研究所中国事業部部長の深澤氏が「成長する中国小売市場へのアプローチ」と題し、中国の小売市場の現状を講演。80 后、90 后、月光族など中国の消費のけん引役の情報や、主要都市のGDP、今後拡大が予測される地方都市にスポット当てて紹介した。その上で化粧品は、多種ある日本製品の中でも日本ブランドの競争力が高く、今後も成長が期待できる製品とした。
続いて第二セッションでは、ビューティ課課長の浅井氏による「中国化粧品市場の動向と展望」の講演が行われた。市場の推移、スキンケアからメイクアップまでジャンルごとの動向、有力ブランドの価格分布などを紹介。さらに中国国内の主要プレイヤーの動向として、欧米系メーカー、日系メーカー、現地ローカルメーカーの事例に触れた。