抗加齢医学研究会は1月21日、都内で「第1回 抗加齢医学研究会 公開研究会」を開催した。
プログラムは、第一部と第二部に分けて構成された。第一部は、水島裕氏(聖マリアンナ医科大学名誉教授)、大森康彦氏(ANTI-AGING DOCTORS�取締役会長兼社長)による開会の挨拶でスタート。
以下、石井直方氏(東海大学医学部教授)によるショートレクチャー㈰「エイジングを理解する」、小西徹也氏(新潟薬科大学教授)のショートレクチャー㈪「抗酸化と未病をつなぐもの」、矢澤一良氏(東京海洋大学大学院客員教授)のショートレクチャー㈫「アンチエイジングヘルスフードの展望」等が行われた。
第二部は、「アンチエイジング医学の確立は可能か?」と題するパネルディスカッションが行われ、疫学の果たす役割や症例解析といった側面から、専門家による様々な論議がなされた。
抗加齢医学研究会は、昨年7月に「データに基づいたアンチエイジング医学の確立」をキーワードに歩み始めたが、これまで3回の実務者ミーティングを実施し、高輪メディカルクリニックにて2001年から実践しているエイジングの総合的診断システム�健康寿命ドッグ�のデータ解析の方向も定まりつつある。
2006年4月より64列CTの稼働に合わせ、高輪メディカルクリニックでは「エイジングケアシステム」をスタートする。本システムは、遺伝子、バイオリスクマーカー(健康寿命ドック)、画像診断を統合させた先進的内容だ。同クリニックでは、「諸施設、団体との共同作業を進めることで、日本の抗加齢(アンチエイジング)医学確立に全力を尽くしたい」としている。
尚、今後、「抗加齢医学研究会」は「東京抗加齢医学研究会」として名称変更する。