東京地下鉄㈱は4 月11 日、東京メトロ沿線の千葉・妙典駅にアウトドアフィットネスクラブ「greener」をオープン。ヨガやボルダリングの他、自然を体感しながら行えるアウトドアプログラムを提供する同社初のフィットネス事業をスタートさせた。
「greener」では月に約150 のプログラムを準備しており、施設内には約90 ㎡(27 坪)の畳敷きのヨガスタジオ、屋外の壁にはボルダリングウォールを設置。徒歩2 分の場所に広がる江戸川の河川敷では、ランニングやノルディックウォーキングを行う。また、施設のエントランスに設けられたカフェには千葉県産の“山武杉” を用いたテーブルや机が置かれ、千葉県の食材を用いたメニューを提供する。
同事業は東京地下鉄㈱の社内新規事業制度『メトロのたまご』を利用した新規事業第1 号で、企画立案した経営企画本部企業価値創造部の花木麻帆氏は「マシントレーニングやダイエットを目的としたフィットネスは、途中で辛くなったり、目標を達成した時点で辞めてしまうなど、継続につながりにくい。楽しく続けられて、その結果として痩せたり、健康な身体になるようなコンテンツを提供したいと考え、今回の企画を立案した」と話す。またハイキングやランニングなどの体験を通して、日常に自然を取り入れたライフスタイルの発信も行っていくという。
「greener」のプロデュースを務めた㈱BEACHTOWN 代表取締役の黒野崇氏は「アウトドアの感動体験は健康だけでなく、コミュニティをつくることにもつながる。この施設が持続可能な地域の健康づくりの拠点になれば」と語る。
今後はカフェでのワークショップや鉄道を使って移動するアウトドアフィットネスツアーなどの実 施も予定している。
「greener」【施設概要】
敷地面積:約500㎡
建物面積:211.81㎡(ヨガスタジオ90㎡・男女更衣室計約30㎡・カフェ約60㎡)
ボルダリングウォール…約45㎡ (傾斜①90度②100度③110度)